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2014年12月26日金曜日

[学生レポート③]学生地域活動交流キャンプ(1日目)*C会場トークセッション〜活動報告【 テーマ:地域協働 】*

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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート③ by 学生レポーター
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。∴ 。R e p o r t:C 会 場 。∴ 。

丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション     ゲスト:迫間勇人さん 〈 社会起業家と地域デザイン 〉


  コメンテーター  奥貫先生(本学名誉教授・湖東地域定住支援ネットワークStudio Ecole)


C会場では、「社会起業家とデザイン」というテーマで、現在、彦根商工会議所に勤務されている迫間勇人さんにお話いただきました。

迫間さんは、学生時代に近江楽座「C3」(H16〜H19)の代表をされていました。また、それだけではなくNPO法人五環生活の設立に携わられたり、桶風呂再生プロジェクト・近江ワザ回廊プロジェクトといった地域活性化につながる多様なプロジェクトも行われていました。


その後、彦根商工会議所でのお仕事内容(彦根版町屋バンクの立ちあげなど)と、2年前に彦根市七曲りの築170年の町家・蔵をリノベーションして開業した「takumi apartment」についてのお話をいただきました。 

学生時代から幅広い活動をされていて、そこで培われた経験が今のお仕事に生かされているのが伺えました!



またお話のあと、他大学の先生方から、彦根商工会議所が行っている事業のひとつ「チャレンジショップひこね」について、改修費用・家賃についての質問や、近江楽座の活動のはじまり(地域からの依頼があって活動しているのか?それとも学生自らフィールドを見つけてくるのか?)についての質問がありました。


※「チャレンジショップひこね」とは・・・
彦根〜芹川の商店街の空き店舗を利用して、店舗展開に挑戦しようとしている人を支援するプロジェクトです。
 
それに対してコメンテーターの奥貫先生や迫間さんが答えられて、短い時間ではありましたが、参加者の皆さんに彦根市が行っている取り組み、近江楽座のことについてより知って頂けたのではないか、と思います(*^^*) ちなみに、会場には迫間さんのご家族もいらしていました!

 迫間さん、お忙しい中貴重なお話をいただき、ありがとうございました
           
          (記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 村尾友香)




C会場 報告会 *テーマ「地域協働」*


C会場では「地域協働」をテーマに次の6団体が活動報告を行いました。

1.Taga-Town-Project

 多賀のまちを元気にすることを目的に、学生目線から見た多賀の魅力を発見・発信し、地域課題に取り組むプロジェクトチームです。地元の祭である古例大祭や、真如寺花祭などの地域行事にも参加し、積極的に地域に関わり活動しています。今後の活動では、チームの活動拠点”八百秀アパート(大字多賀に位置する築40年の建物)”ですすめる「八百秀プロジェクト」で、「TTPの活動拠点としての場・まちの人と外の人が交流できる場」づくり(※アパートではこれまでにも一箱古本市などのイベントを開催)に取り組んで行くということでした。報告を聞いて、よりいっそう地域に根ざした活動になっていくのではないかと思いました。


2.活輝創生実行委員会「リ・デザイン高知!」(高知県立大学)

高知県立大学の「リ・デザイン高知!」は、高知県香美市土佐山田町平山地区をはじめとする地域で活動し、年度ごとに活動テーマを発展させています。対象の地域における課題やニーズを見つけ出し、"地域交流施設”をつくったり、"ガリバーマップ”を地域住民と作成したり、元気な地域づくりにつながっていくような活動を行なっています。最終的には、地域自ら活動を継続維持していけるように、地域住民同士の強い協力体制の構築を目指しています。最初に関わった地域での学びをモデル化したり参考にしながら、他地域での活動にもその学びを参考にし活動しているということでした。


3.政所茶レン茶゛ー

続いて、滋賀県立大学の政所茶レン茶゛ーの発表でした。大学での授業をきっかけに、活動の対象地である日本銘茶 政所茶の産地、東近江市政所の魅力を外に"発信"しようという試みで始まった活動です。地域の茶農家さんから茶畑をお借りし、茶農家さんからのご指導の下、茶づくり(栽培〜茶葉製造販売)に挑戦しています。茶づくりだけでなく、情報誌「茶レン茶゛ーナル」の作成や、一般観光客を交えての一番茶摘みなどを行っています。今後の活動では、もっと幅広く地域の方々との交流を深めていくことや、課題では、メンバーが少数であることが上げられ、少人数でも行えるような活動に見直すべきかどうか、考えていく必要性についても話されていました。


4.「高山竹あかり」広報活動(奈良県立大学)

奈良県立大学の「高山 竹あかり」広報活動は、生駒市高山町という、もともと竹製品づくり(茶道具・編み針などの工芸品)の地場産業が盛んな地域を対象として活動しています。現在では、衰退傾向になりつつある高山の地場産業の振興とイベントの認知度の向上を目的として、毎年地元で開催されている「高山 竹あかり」という催し物で、facebookページを活用した広報への取り組みを行なっています。多くの関係者への取材を毎日投稿した結果、若い世代に広く情報を知ってもらえたことが一因となり、取組後の来場者数が例年の6倍になったということでした。今後はアーカイブ映像の作成や、マチオモイ帖(小冊子・映像)の出展などを行うそうです。


5.たけとも−竹の会所 友の会−

たけとも−竹の会所 友の会−は、東日本大震災以降、被災地の住民の方の「地域の皆で集まれる場所がない。」という声をきっかけに、宮城県気仙沼市にて、竹を活用した会所(竹の会所)を建設し、現在も定期的に滋賀と現地を行き来しながら、建物の補修作業を行なっているプロジェクトチームです。夏のワークショップでは竹の会所の廃材の撤去、また別の場所にある浜の会所の屋根の修復をし、それ以外にも『まち歩き』を通して、常に被災地の現状を把握しながら活動しています。現在、竹の会所は太鼓の練習場としても利用されおり、今後も修復やイベント参加をしていくということでした。



 6.とよさと快蔵プロジェクト 

とよさと快蔵プロジェクトは、豊郷町に増えゆく空き家を何とかしたい、という思いから始まったプロジェクトです。この活動では、地元のまちづくり委員会と協力し、学生からはアイディアや人材を、まちづくり委員会はプロによる技術や活動における各種サポートを行うことで、空き家を改修してきました。これまでに10件以上も改修しており、シェアハウスやバーとして活用されています。


              (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 梶原 諒)



                           ⇒ D会場レポートへと続く・・・ 



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