近江楽座=学生らしさを活かして地域に学び、育ち、貢献できる場をめざしています。 リンク |  sitemap |  rss |  admin

2014年12月26日金曜日

[学生レポート⑤]学生地域活動交流キャンプ*夜なべ談義(荒神山自然の家)&オプション企画(2日目)〜*


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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート⑤ by 学生レポーター 
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。∴ 。R e p o r t  :  夜なべ談義・オプション企画∴ 。

丨夜 な べ 談 義( 荒 神 山 自 然 の 家 )

1日目のしめは、荒神山自然の家で夜なべ談義!



報告会と雰囲気は一変して、地元産のお酒やおつまみをいただきながら
楽しくおしゃべりをしました。



印南先生から、松の司などのドリンクやオシャレなおつまみをたくさん、とよさと快蔵プロジェクトからは近江の地酒「金龜」を堪能していただきました!



オセロやカロムといったボードゲームもはさみながら、
よりいっそう参加者同士の交流を深めることができました!

  

参加してくださった福井県立大学、奈良県立大学、高知県立大学の方々、また準備をしてくださった荒神山自然の家の皆さん、先生方、本当にありがとうございました(^^) 
       
         (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 廣瀬 奈々) 


丨活動地を訪ねる オプション企画 *選択:A コース *

 2日目、オプション企画のAコースです!
Aコースではなの・わりかみおかべ古民家活用計画おとくらプロジェクトの順で各楽座のフィールド見学に行きました。

「最初は、県大で「なの・わり」の活動を見学しました。
大学でひまわり、菜の花の栽培をしています。そこから採油、その運用までをしているそうです。今回は、学内の畑の見学、収穫した種の採油までの流れを実際に見せながら説明してくれました。実際にひまわりの種の採油体験や小学校の出前授業でする発電実験を体験させてもらい、みんな見たこともない機会や実験にとても興味津々でした。
  




 
 
※なの・わりについて活動説明        ※ひまわりの種の採油 の体験


 
次は彦根市上岡部町へ移動し「かみおかべ古民活用計画」のフィールドへ来ました。かみおかべは古民家の改修を学生自らが行っています。イベント、畑作り等、古民家を活用しながら、地域の方々との交流し、三方よし地域よし×学生よし×家主よし)の活動を目指しています。

かみおかべでは、地域での関わりを説明してもらいながら、まちを歩いた後、チームが改修し利用している古民家に訪れました。古民家とつながった経緯や、どのように改修しているかといった活動の説明をしてくれました。

   
  ※フィールド見学                ※古民家の説明

その後、かみおかべのメンバーがワークショップを企画していて、
"楽座に入ったきっかけ”や、"心境の変化”、"地域が成功している条件”など、難しいテーマであったにもかかわらず、みんなしっかりと議論していました。地域活動に取り組む、学生の活動に対する情熱を感じることができました。

 
お昼ご飯は、メンバーが「生姜焼き」と「豚汁」を作ってくれました。学生がつくったとは思えないくらい、おいしくて、皆でワイワイと賑やかな昼食を過ごしました。

   

    ※ワークショップ成果物の発表            ※お昼ごはんの時間


 最後に、高宮に位置する「おとくらプロジェクト」の運営している喫茶に行きました。おとくらでは、コーヒーやお菓子を自分たちでつくっていて、ギャラリースペースを利用しての展示やイベント、喫茶でのコンサートなどを開催し、地域に愛着を持ってもらえるような活動を行っています。ギャラリーやコンサートの企画開催にあたっては、自分たちからアーティストさんに依頼をし、喫茶運営・提供するメニューの考案など、全部学生だけでしていることに驚きました。

          

 ※おとくらについての活動説明         ※おとくらのこだわりコーヒーやお菓子を堪能    

                             (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 町口 久貴)


⇒オプション企画Bコースのレポートへつづく・・・       



[学生レポート④]学生地域活動交流キャンプ(1日目)*D会場トークセッション〜活動報告【 テーマ:交流・拠点・被災地支援】*

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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート② by 学生レポーター
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。∴ 。R e p o r t: D 会 場 。∴ 。

 丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション      ゲスト:盛 千嘉さん(明山窯 Ogama)〈 発信拠点 〉 

コメンテーター 人間文化学部・近江楽座座長 印南 比呂志 先生


滋賀県甲賀市信楽町に位置する明山窯Ogamaに勤務されている盛千嘉さんのトークセッションについての報告です。
 
 








盛さんは、学生時代に信楽にあるOgamaの改修工事に参加し、信楽やOgamaの将来性に興味を持ち、信楽に移住。そこで、卒業論文の調査をしながら明山窯でアルバイトを始めたことがきっかけで明山窯に就職することになったそうです。 

 








 明山窯は1622年創業の歴史ある窯元ですが、その施設の一つであるOgamaを、近江楽座 信楽人(しがらきびと)が中心となり、2010年〜2014年にかけ整備・改修し、役目を終えた窯を、新たに"人が集まる場所”として、リニューアルしました。現在では、一階でカフェや展示、二階でショップ、使われなくなった登り窯でイベントが行われています。



  「発信拠点」という今回のテーマには、「陶あるくらし、文化の豊かさを伝える」という信楽焼”が、人々に、より広がることで、人々のくらしが豊かになるという意味が込められていて、Ogamaでは「ギャラリー展示」や「ウェブショップ」、「陶芸教室」を開くなどして信楽焼の魅力を伝えておられます。


また、盛さんは地域活動や卒業論文の制作などで信楽の地域に深くかかわったことで得たものが様々あり、特に論文を書くときは20社ほどの窯元を訪問し、そのときに信楽の空気を感じ人々を知ることができたそうです。その経験をとおして、信楽について深く考えることができ、信楽窯元散策路の輪や作家のコミュニティの状況を知ることを知ることもでき、今につながっているそうです。




 このように、学生時代に信楽に地域にふれ、現在でも信楽で仕事を続ける盛さんは、同じように地域活動をしている私達学生に、「近江楽座などの地域活動で地域とのきっかけをつかんでほしい。」とおっしゃっていました。
 

 地域での活動は地域に貢献することで必ず私たちに帰ってくるものがある。そして、それは自分の将来につながるかもしれないのだということが分かり、ますます近江楽座の活動への思いが強まった気がします。盛さん、ありがとうございました!
                
       (記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 古長美蘭)




D会場 報告会*テーマ「交流・拠点・被災地支援」*

 D会場の活動報告会は、"交流・拠点・被災地支援”というテーマで行われました! 
今回は近江楽座発表者だけでなく他県の大学からも学生や教職員の皆さん、楽座OBOGの方がたくさんきていただいて、会場には30名ほど集まりました。印南先生に引き続きコメンテーターをしていただきました。

 報告発表の様子をお伝えしていきます。

 最初に東日本大震災における被災地の復興支援を行うために活動している団体である、未来看護塾田の浦ファンクラブ学生サポートチーム木興プロジェクトの発表がありました。震災が起こってから三年目ということで、いつまで活動を継続する のかという課題のなか活動されています。チームに対しては、”イベントをやることよりも人との心のつながりを作ることが大切である”という内容のコメント 等がなされました。

1.未来看護塾



2.田の浦ファンクラブ学生サポートチーム
 









3.木興プロジェクト










 
次は、信・楽・人の発表です。 

4.信・楽・人−shigaraki field gallery project−

 
  
今年は新しくボランティアサークルHarmonyとのコラボレーションで『陶芸体験』を行ったそうです。楽座同士のコラボレーションなので、すごく気になりました!


奈良県立大学からは、「しあわせの王寺計画」観光ルート班イベント班 の発表。はじめて知る活動ということもあり、すべてが新鮮でとても興味深かったです。発表を聞いて、学生らしい柔軟で奇抜なアイディアを使って計画を進めることが大切さを学びました! 

5.高津専門ゼミ「しあわせの王寺計画」観光ルート班(奈良県立大学)

 

6.高津専門ゼミ「しあわせの王寺計画」イベント班(奈良県立大学)
 








続いて、かみおかべ古民活用計画−SLEEPING BEAUTY−の発表です。

 7.かみおかべ古民家活用計画−SLEEPING BEAUTY−
 








質疑応答の時間では、他大学の先生から「どのようにして活動が始まったのか」という質問があり、それに対して発表されていたメンバーにかわり、会場に来られていた元代表のOGさんが答えられる場面もあって印象的でした!

 参加したそれぞれの大学にとって得ることの多い報告会となっていればいいですね♪
    
  ( 記:近江楽座学生委員会 環境科学部 牧澤 茜 )
   
  
  ⇒夜なべ談義(荒神山自然の家)&
  オプション企画(オプション企画)レポートへ続く・・・
 

 

[学生レポート③]学生地域活動交流キャンプ(1日目)*C会場トークセッション〜活動報告【 テーマ:地域協働 】*

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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート③ by 学生レポーター
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。∴ 。R e p o r t:C 会 場 。∴ 。

丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション     ゲスト:迫間勇人さん 〈 社会起業家と地域デザイン 〉


  コメンテーター  奥貫先生(本学名誉教授・湖東地域定住支援ネットワークStudio Ecole)


C会場では、「社会起業家とデザイン」というテーマで、現在、彦根商工会議所に勤務されている迫間勇人さんにお話いただきました。

迫間さんは、学生時代に近江楽座「C3」(H16〜H19)の代表をされていました。また、それだけではなくNPO法人五環生活の設立に携わられたり、桶風呂再生プロジェクト・近江ワザ回廊プロジェクトといった地域活性化につながる多様なプロジェクトも行われていました。


その後、彦根商工会議所でのお仕事内容(彦根版町屋バンクの立ちあげなど)と、2年前に彦根市七曲りの築170年の町家・蔵をリノベーションして開業した「takumi apartment」についてのお話をいただきました。 

学生時代から幅広い活動をされていて、そこで培われた経験が今のお仕事に生かされているのが伺えました!



またお話のあと、他大学の先生方から、彦根商工会議所が行っている事業のひとつ「チャレンジショップひこね」について、改修費用・家賃についての質問や、近江楽座の活動のはじまり(地域からの依頼があって活動しているのか?それとも学生自らフィールドを見つけてくるのか?)についての質問がありました。


※「チャレンジショップひこね」とは・・・
彦根〜芹川の商店街の空き店舗を利用して、店舗展開に挑戦しようとしている人を支援するプロジェクトです。
 
それに対してコメンテーターの奥貫先生や迫間さんが答えられて、短い時間ではありましたが、参加者の皆さんに彦根市が行っている取り組み、近江楽座のことについてより知って頂けたのではないか、と思います(*^^*) ちなみに、会場には迫間さんのご家族もいらしていました!

 迫間さん、お忙しい中貴重なお話をいただき、ありがとうございました
           
          (記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 村尾友香)




C会場 報告会 *テーマ「地域協働」*


C会場では「地域協働」をテーマに次の6団体が活動報告を行いました。

1.Taga-Town-Project

 多賀のまちを元気にすることを目的に、学生目線から見た多賀の魅力を発見・発信し、地域課題に取り組むプロジェクトチームです。地元の祭である古例大祭や、真如寺花祭などの地域行事にも参加し、積極的に地域に関わり活動しています。今後の活動では、チームの活動拠点”八百秀アパート(大字多賀に位置する築40年の建物)”ですすめる「八百秀プロジェクト」で、「TTPの活動拠点としての場・まちの人と外の人が交流できる場」づくり(※アパートではこれまでにも一箱古本市などのイベントを開催)に取り組んで行くということでした。報告を聞いて、よりいっそう地域に根ざした活動になっていくのではないかと思いました。


2.活輝創生実行委員会「リ・デザイン高知!」(高知県立大学)

高知県立大学の「リ・デザイン高知!」は、高知県香美市土佐山田町平山地区をはじめとする地域で活動し、年度ごとに活動テーマを発展させています。対象の地域における課題やニーズを見つけ出し、"地域交流施設”をつくったり、"ガリバーマップ”を地域住民と作成したり、元気な地域づくりにつながっていくような活動を行なっています。最終的には、地域自ら活動を継続維持していけるように、地域住民同士の強い協力体制の構築を目指しています。最初に関わった地域での学びをモデル化したり参考にしながら、他地域での活動にもその学びを参考にし活動しているということでした。


3.政所茶レン茶゛ー

続いて、滋賀県立大学の政所茶レン茶゛ーの発表でした。大学での授業をきっかけに、活動の対象地である日本銘茶 政所茶の産地、東近江市政所の魅力を外に"発信"しようという試みで始まった活動です。地域の茶農家さんから茶畑をお借りし、茶農家さんからのご指導の下、茶づくり(栽培〜茶葉製造販売)に挑戦しています。茶づくりだけでなく、情報誌「茶レン茶゛ーナル」の作成や、一般観光客を交えての一番茶摘みなどを行っています。今後の活動では、もっと幅広く地域の方々との交流を深めていくことや、課題では、メンバーが少数であることが上げられ、少人数でも行えるような活動に見直すべきかどうか、考えていく必要性についても話されていました。


4.「高山竹あかり」広報活動(奈良県立大学)

奈良県立大学の「高山 竹あかり」広報活動は、生駒市高山町という、もともと竹製品づくり(茶道具・編み針などの工芸品)の地場産業が盛んな地域を対象として活動しています。現在では、衰退傾向になりつつある高山の地場産業の振興とイベントの認知度の向上を目的として、毎年地元で開催されている「高山 竹あかり」という催し物で、facebookページを活用した広報への取り組みを行なっています。多くの関係者への取材を毎日投稿した結果、若い世代に広く情報を知ってもらえたことが一因となり、取組後の来場者数が例年の6倍になったということでした。今後はアーカイブ映像の作成や、マチオモイ帖(小冊子・映像)の出展などを行うそうです。


5.たけとも−竹の会所 友の会−

たけとも−竹の会所 友の会−は、東日本大震災以降、被災地の住民の方の「地域の皆で集まれる場所がない。」という声をきっかけに、宮城県気仙沼市にて、竹を活用した会所(竹の会所)を建設し、現在も定期的に滋賀と現地を行き来しながら、建物の補修作業を行なっているプロジェクトチームです。夏のワークショップでは竹の会所の廃材の撤去、また別の場所にある浜の会所の屋根の修復をし、それ以外にも『まち歩き』を通して、常に被災地の現状を把握しながら活動しています。現在、竹の会所は太鼓の練習場としても利用されおり、今後も修復やイベント参加をしていくということでした。



 6.とよさと快蔵プロジェクト 

とよさと快蔵プロジェクトは、豊郷町に増えゆく空き家を何とかしたい、という思いから始まったプロジェクトです。この活動では、地元のまちづくり委員会と協力し、学生からはアイディアや人材を、まちづくり委員会はプロによる技術や活動における各種サポートを行うことで、空き家を改修してきました。これまでに10件以上も改修しており、シェアハウスやバーとして活用されています。


              (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 梶原 諒)



                           ⇒ D会場レポートへと続く・・・ 



2014年12月24日水曜日

[学生レポート②]学生地域活動交流キャンプ(1日目)*B会場トークセッション〜活動報告【 テーマ:地域資源活用 】*


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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート② by 学生レポーター
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。∴ 。R e p o r t: B 会 場 。∴ 。

丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション       ゲスト:山形 蓮さん 〈 地域を紡ぐ 〉

  コメンテーター 地域共生センター・本学助教 上田 洋平先生

今回B会場で話しを伺ったのは、滋賀県立大学 人間文化学部 地域文化学科 11期生の山形蓮さん。 山形さんは滋賀県旧志賀町出身で、滋賀県のことを愛してやまないそう。

 
一回生より四年間、高島市朽木地域で楽座「くつきチーム」の代表を勤め、地域での聞き取り調査による地域文化の発掘活動を行なっていた。やがて活動継続が困難となってきた頃、東日本大震災に直面し、地域のために何かをしなければと五感で感じ、南三陸町でのボランティア活動を始める。



 
活動を進めて行く中で、滋賀と現地の長距離を往復する活動の大変さや、自分の地域で生活し、他地域でボランティア活動をすることに違和感を覚え、活動にけじめをつける。その後、政所茶レン茶゛ーと出会い、滋賀県東近江市政所町にて、昔ながらの茶畑と民家が並ぶ姿に惹きこまれ、2014年には、東近江市の地域おこし協力隊員となった。



現在は「政所茶レン茶゛ー」の社会人メンバーの一人として、茶栽培の技術を地域の方から学びながら”茶摘みイベントの開催”、”茶商品の企画”などを通して、東近江市の振興に携わっている。



 
近江楽座が自身の原点だと語る山形さん。くつきチームでの活動継続や、ボランティアすることの意義など、いろいろ悩んだことが地域での仕事につながっているそうだ。



「地域の中で得た最も大きな学びは、まず人の話をしっかりと聞くこと。ただひたすら、教えてほしいという思いを伝え、話を沢山聞いて、自分にできることを見つけるのが、地域に溶け込むうえで重要なことだと思います。

 また、ボランティア活動のメンバーをまとめるうえで重要なことは『適材適所』、それぞれ自分の特技を活かせるように、そこに役割を持ち、リーダーが仕事を割り振ることが鍵となってきます。そこから、それぞれのメンバーが活動の意義を見つけ出してほしい。」

近江楽座の"かみおかべ古民活用計画SB”で活動している自身にとっても、
先輩からのアドバイスは、今後活動していく上でとても勉強になった。 
                
            (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 外山涼介)



B会場 報告会 *テーマ「地域資源活用」*

 B会場のテーマは「地域資源活用」です。
発表チームは次の7チームです。

1 . 三階蔵部

2 . 男鬼楽座









  

3 . とよさらだプロジェクト    
  



4 . COME☆RISH それいけ!大野見エコ米
〜No Rice, No Life〜(高知県立大学)
 
 
5 . スチューデント・キュレイターズ  

 



6 . 麻生ゼミ斑鳩班
「斑鳩ゆかしかるプロジェクト2013」(奈良県立大学)










7 .おとくらプロジェクト












活動報告会は緊張した空気の中で始まりました。
発表後の質疑応答の時間、お互いに遠慮の気持ちがあるのか会場からの質問は、なかなか出ませんでしたが、コメンテーターの上田先生や山形さんのコメントが各チームに対してありました。

 ほとんど知らない地域で活動している学生同士が互いに情報交換できる貴重な報告会だったので、もっと質問が投げ交わされるとよかったですが、今後複数の大学の地域活動プロジェクトを招いて活動報告会を行うならば、先に、アイスブレイクする時間を設けたほうが、より密な時間を得られるのではないかと思いました。

活動報告会も半ばを過ぎたころには、緊張もほぐれてきたのか質疑応答も増えてきました。その中で出てきた質問をひとつ紹介します。その質問は高知県立大学の「COME☆RISH それいけ!大野見エコ米〜No Rice,No Life〜」の発表に対する内容です。

この活動では、大野見で作られているエコ米をブランド化して売り出すことを目的とし、レシピを考案して配布したり、定食屋を行ったりしています。

会場からの質問の内容は、「活動に参加するメンバーはどのようなことを学ばれているのか、専攻している人たちなのですか?」といったものでした。

「“栄養”を学ぶ学生で構成されています。」というメンバーの方の回答から、話題もひろがりました。
 様々な学部学科の学生が集まっていることが特色である近江楽座ですが、大学よっては、それぞれに、メリットもあれば、デメリットもあります。せっかくいろいろな大学が集まったので活動の違いについて、もっと話したいと思うところで、制限時間、活動報告会が終了しました。
                 
           (記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 小川 大輔)



                        ⇒ C会場レポートへ続く・・・




[学生レポート①]学生地域活動交流キャンプ(1日目)*基調講演〜A会場トークセッション〜活動報告【テーマ:子ども・教育・発信】*


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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート① by 学生レポーター
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上田洋平先生の基調講演



 「10周年の今日の居合わせから、次の仕合わせが生まれてくれればと切に願います。」

県大歴19年で文字通り半生県大漬け。学びの仕掛け人である
滋賀県立大学地域共生センター・本学助教の上田洋平先生による基調講演で、
10周年記念企画は幕を開けました。

世界史的な転換期に差し掛かったと言われるこの時代に、地域貢献に特化した課外活動は、大いに「葛藤するチャンス」を学生に与える。

そこで、学生たちは多くのことを学び、新しい時代の先頭を走る力を身に付けることができるのではないか、と自身の38年間と、そして滋賀県立大学の20年間を振り返ってのお話でした。

およそ80名もの学生や、当時お世話になった学びの師から視線を浴び、大変緊張なさっている様子でしたが、参加大学の学生の方からは「もっとお話を伺いたかったです」との声も。言い回し、語呂合わせ、言葉遊びを操る上田先生の講演は、参加した学生の皆さんの心を、しっかりとつかんでいる様子でした。
                
                                   ( 記:近江楽座学生委員会 環境科学部4回 久保 晃)


丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション         ゲスト:中野 優さん 〈 暮らしとデザイン 〉

  コメンテーター 環境科学部 松岡拓公雄 先生

A会場では中野優さんをお招きし"暮らしとデザイン”をテーマにお話していただきました。

中野さんは、滋賀県立大学のOBであり、在学中は「とよさと快蔵プロジェクト」代表として古民家改修に関わっておられました。卒業後は、滋賀県の信楽で、窯元とデザイナーの商品開発「信楽・セラミックス」に携わっておられました。


 
その経験から、産地とデザインについて興味を持ち、さらに産地とは仕事と生活が密接していることから「暮らしとデザイン」というテーマを見つけたそうです。現在はデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)に勤務されています。
                        

今回の講義のキーワードは「+クリエイティブ」。これは、既成概念にとらわれないアイデアや工夫によって、新しい価値観を生み出し、社会的問題を解決していく手法のこと。中野さんはこの視点を用いて、「ちびっこうべ」や「+クリエイティブゼミ」など、数多くの事業を運営しています。
  
  ※ちびっこうべとは・・・子どもたちとクリエイターたちがワークショップ形式でまちづくりを行う体験プログラム。

※「+クリエイティブゼミ」とは・・・社会的な課題をテーマに、社会人とゼミ形式でディスカッションを行い、+クリエイティブによる解決を目指すプログラム。

最後に、中野さんから地域活動を行う学生へアドバイスをいただきました。それは、表面的なものではなく、本質をみること。 

「実際に地域入って生活したり、生活している方にしっかりとヒアリングを行ったりすることで、どうすればしくみが上手く回るかがわかります。また、しくみは1人で運営していくことはできません。学生、子ども、市民、アーティストなど、様々な人々との関わりを大切にし、巻き込んでいくことで、しくみが「みんなのもの」になり、上手く回っていくようになるのではないでしょうか。そして、「+クリエイティブ」を用いることで、楽しさや感動が生まれ、より良いしくみへとなっていきます。」

今回、講師をしてくださった中野さん、貴重な講演をありがとうございました!
                 
             (記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 加藤 彩香)

 

A会場 報告会 *テーマ「子ども・教育・発信」*

今回の活動報告会は、4つのテーマに分けられました。
Aグループのテーマは[子ども・教育・発信]。
こちらの会場では、次のチームが発表を行いました。

1. フラワーエネルギー「なの・わり」


2. 滋賀県大BASSER`S


3. GP「海と湖を舞台とする、やる気触発プログラム」(福井県立大学)








 
4. あかりんちゅ









5. 「御杖村寺子屋プロジェクト」(奈良県立大学 麻生ゼミ御杖村班)


6.  ボランティアサークル Harmony



各チーム発表後の質疑応答では、自チームの活動における課題、またその解決策はどのようなものかを聞く質問が多かったです。福井県立大学、奈良県立大学のプロジェクトには、近江楽座の学生をはじめ、会場からも多くの関心が寄せられ、活動の詳しい説明を求められました。”OBOGトークセッション”のゲスト講師である中野さんも、全てのチームに対し、活動についての質問やご自身の経験などを踏まえての助言がありました。

            (記:近江楽座学生委員会 環境科学部 馬場孝朗)



                  ⇒ B会場レポートへ続く・・・