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「学生地域活動交流キャンプ in 琵琶湖」 会場レポート① by 学生レポーター
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丨上田洋平先生の基調講演
「10周年の今日の居合わせから、次の仕合わせが生まれてくれればと切に願います。」
県大歴19年で文字通り半生県大漬け。学びの仕掛け人である
滋賀県立大学地域共生センター・本学助教の上田洋平先生による基調講演で、
10周年記念企画は幕を開けました。
世界史的な転換期に差し掛かったと言われるこの時代に、地域貢献に特化した課外活動は、大いに「葛藤するチャンス」を学生に与える。
そこで、学生たちは多くのことを学び、新しい時代の先頭を走る力を身に付けることができるのではないか、と自身の38年間と、そして滋賀県立大学の20年間を振り返ってのお話でした。
およそ80名もの学生や、当時お世話になった学びの師から視線を浴び、大変緊張なさっている様子でしたが、参加大学の学生の方からは「もっとお話を伺いたかったです」との声も。言い回し、語呂合わせ、言葉遊びを操る上田先生の講演は、参加した学生の皆さんの心を、しっかりとつかんでいる様子でした。
( 記:近江楽座学生委員会 環境科学部4回 久保 晃)
丨「先輩に聞く!」OBOGトークセッション ゲスト:中野 優さん 〈 暮らしとデザイン 〉
● コメンテーター 環境科学部 松岡拓公雄 先生A会場では中野優さんをお招きし"暮らしとデザイン”をテーマにお話していただきました。
中野さんは、滋賀県立大学のOBであり、在学中は「とよさと快蔵プロジェクト」代表として古民家改修に関わっておられました。卒業後は、滋賀県の信楽で、窯元とデザイナーの商品開発「信楽・セラミックス」に携わっておられました。
その経験から、産地とデザインについて興味を持ち、さらに産地とは仕事と生活が密接していることから「暮らしとデザイン」というテーマを見つけたそうです。現在はデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)に勤務されています。
今回の講義のキーワードは「+クリエイティブ」。これは、既成概念にとらわれないアイデアや工夫によって、新しい価値観を生み出し、社会的問題を解決していく手法のこと。中野さんはこの視点を用いて、「ちびっこうべ」や「+クリエイティブゼミ」など、数多くの事業を運営しています。
※ちびっこうべとは・・・子どもたちとクリエイターたちがワークショップ形式でまちづくりを行う体験プログラム。
※「+クリエイティブゼミ」とは・・・社会的な課題をテーマに、社会人とゼミ形式でディスカッションを行い、+クリエイティブによる解決を目指すプログラム。
最後に、中野さんから地域活動を行う学生へアドバイスをいただきました。それは、表面的なものではなく、本質をみること。
「実際に地域入って生活したり、生活している方にしっかりとヒアリングを行ったりすることで、どうすればしくみが上手く回るかがわかります。また、しくみは1人で運営していくことはできません。学生、子ども、市民、アーティストなど、様々な人々との関わりを大切にし、巻き込んでいくことで、しくみが「みんなのもの」になり、上手く回っていくようになるのではないでしょうか。そして、「+クリエイティブ」を用いることで、楽しさや感動が生まれ、より良いしくみへとなっていきます。」
今回、講師をしてくださった中野さん、貴重な講演をありがとうございました!
(記:近江楽座学生委員会 人間文化学部 加藤 彩香)
丨A会場 報告会 *テーマ「子ども・教育・発信」*
今回の活動報告会は、4つのテーマに分けられました。Aグループのテーマは[子ども・教育・発信]。
こちらの会場では、次のチームが発表を行いました。
1. フラワーエネルギー「なの・わり」
2. 滋賀県大BASSER`S
3. GP「海と湖を舞台とする、やる気触発プログラム」(福井県立大学)
4. あかりんちゅ
5. 「御杖村寺子屋プロジェクト」(奈良県立大学 麻生ゼミ御杖村班)
6. ボランティアサークル Harmony
各チーム発表後の質疑応答では、自チームの活動における課題、またその解決策はどのようなものかを聞く質問が多かったです。福井県立大学、奈良県立大学のプロジェクトには、近江楽座の学生をはじめ、会場からも多くの関心が寄せられ、活動の詳しい説明を求められました。”OBOGトークセッション”のゲスト講師である中野さんも、全てのチームに対し、活動についての質問やご自身の経験などを踏まえての助言がありました。
(記:近江楽座学生委員会 環境科学部 馬場孝朗)
⇒ B会場レポートへ続く・・・
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