近江楽座=学生らしさを活かして地域に学び、育ち、貢献できる場をめざしています。 リンク |  sitemap |  rss |  admin

2012年5月24日木曜日

●News! 2012年度 Aプロジェクト審査結果について


平成24年度「スチューデントファーム“近江楽座”」Aプロジェクト
公開プレゼンテーションならびに審査 全体講評


スチューデントファーム「近江楽座」―まち・むら・くらしふれあい工舎―は、「地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する」をコンセプトに、滋賀県立大学が全学的に取り組んでいる独自の教育プログラムです。
平成16年度の文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択され、3年間の取り組みを経て、平成19年度から本学独自予算で運営し、本年度で通算9年目となります。
これまでの8年間で延べ184のプロジェクトが活動し、約3,500人の学生が関わっています。この間、多くの地域で、地域の人たちに支えられ、地域と関わりながら、活動フィールドや拠点を拡げ、地域に根ざした取り組みへと活動を深めています。
また最近は、独自のスタイルを確立し、自立できる活動へと展開を図っているプロジェクトも見られます。プロジェクト同士が互いに連携し、全体としての力が高まってきているのも特徴です。さらに、昨年から地域学副専攻のプログラムがスタートし、近江楽座のプロジェクトが一般学生のインターン体験を受け入れる取り組みも始まりました。
継続した活動に加え、新たなチャレンジを行う活動が増え、活性化しながら持続していくことが大事です。

本年度は、このような現状・課題を踏まえ、昨年度までの継続活動を対象とした①「継続プロジェクト」、新規活動を対象とした②「新規プロジェクト」、さらに③Sプロジェクト(これまでの実績をもとにステップアップをめざすプロジェクトで、活動資金の助成を必要としないもの)、の3つの区分でプロジェクトを募集しました。応募件数は27と、昨年(30件)よりやや少なくなりましたが、新規6件、継続21件(うちSプロジェクト1件)の応募があり、中には東日本大震災の被災地支援のプロジェクトが4件ありました

519日(土)に、全プロジェクトを対象とする公開プレゼンテーションを行いました。各チームの発表時間4分、質疑応答3分、合計7分という短い持ち時間でしたが、各々、要点を絞って工夫した発表を行いました。選定委員からは、基本的なことで「パートナーとなる地域関係団体が書かれていない」、「地域との関わりがどのくらいあるのか」、「事前調査を充分行っているのか」、「ビジョンが見えにくい」、予算関連で「イベントの実施は収入でまわせるよう工夫してほしい」、継続年数の長いプロジェクトに対して、「今回、楽座の助成がもらえなかったら、どうするのか」等、厳しい質問や、アドバイス・意見が出されました。
学生たちにとっては、近江楽座のプロジェクトとして地域で活動する意味を再確認するまたとない機会になりました。
 

プロジェクトの申請書と公開プレゼンテーションの結果をもとに、引き続き審査会を行い、「継続性」、「発信性」、「実現性」、「発展性」の4つの視点から評価し、限られた予算を有効に活用できるよう厳正に審議し、別掲の23件を本年度の「近江楽座」Aプロジェクトとして選定しました。
審査会では、個別プロジェクトの評価とともに、「継続年数の長いプロジェクトがどう総括し、次に展開していくのか」、「改修やモノづくりだけでなく、拠点の運営をどう軌道にのせていくか」、「地域が本当に必要としていることをどう協働してやっていくか」、「被災地支援の取組みへの対応について-ボランティア活動として意味合いもあり、旅費は半額自己負担とする」、等の共通した視点からも検討を行いました。

これらを踏まえ、地域との関わりや地域活性化への貢献について取組み方がわかりづらい、準備不足等の理由から、4件のプロジェクトについては、残念ながら採択に至りませんでした。
今回、近江楽座としての支援を行うことができませんが、独自に充実した活動を展開されることを望んでいます。
一方、採択されたプロジェクトについても、全てが一様に評価されたわけではなく、より踏み込んだ審議を行いました。

これから、本年度の活動がスタートしますが、事業の企画、実施、経費の執行にあたってはしっかりと進行管理を行うとともに、評価についても意識しながら活動を進めてほしいと思います。
また、地域に入って「近江楽座」の看板を掲げて活動する意味についても、それぞれのチームで自問し、その答えを模索していってほしいと思います。
今後は、チーム内での活動のみならずチーム間で情報交換・連携して相乗効果を図っていくことを是非、意識して取り組んでください。

学生のみなさんの行動力や斬新なアイデアを生かして、大学と地域をつなぐ担い手として、それぞれの活動に取り組まれ、近江楽座がさらに発展することを期待しています。


なお、事業説明会を531日(木)12:3013:00、講義棟A4-107で開催しますので、必ず参加して下さい。

 平成24年5月24日
平成24年度「近江楽座」Aプロジェクト選定委員会 
近江楽座専門委員会 

 
平成24年度「スチューデントファーム“近江楽座”」Aプロジェクト
採択プロジェクト一覧




番号
プロジェクト名
チーム名
採択額
1
Shiga食育推進プロジェクト
県大地域食育推進隊
230,000
2・S
あかりんちゅ
あかりんちゅ
0
3
内湖における侵略的外来種駆除
滋賀県大BASSER'S
280,000
4
菜の花エネルギー
菜の花エネルギー
150,000
5
cococu-おうみの暮らしかたろぐ-
cococu-おうみの暮らしかたろぐ-
350,000
6
Taga-Town-Project
Taga-Town-Project
270,000
7
とよさらだプロジェクト
とよさらだ
160,000
8
ART FORUM 2012 DIG'S
DIG'S
270,000
9
木興プロジェクト
木興プロジェクト
370,000
10・新
あづちのえきづくり
あづちーむ
80,000
11
障がい児・者、自立支援・
共生社会プロジェクト
ボランティアサークルHarmony
130,000
12・新
地域博物館プロジェクト
スチューデント・キュレイターズ
250,000
13
おとくらプロジェクト
おとくらプロジェクト
240,000
14・新
かみおかべ古民家活用計画
−SLEEPING BEAUTY−
かみおかべ古民家活用計画
350,000
15
信・楽・人
-shigaraki field gallery project-
信・楽・人
-shigaraki field gallery project-
320,000
16・新
ほたてあかりプロジェクト
ほたてあかりプロジェクト
200,000
17
一姓
一姓
70,000
18
バンデイラ・ジ・オウロ(金の旗)
チーム・バンデイラ・ジ・オウロ
170,000
19
人々とのふれあいを通じてその人らしい
生き方を志向する未来看護塾
未来看護塾
280,000
20
七曲りでいっちょやったるか
ななちょ!
38,000
21
とよさと快蔵プロジェクト
とよさと快蔵プロジェクト
350,000
22・新
たけともー竹の会所 友の会ー
たけともー竹の会所 友の会ー
260,000
23
喫茶ラリルレトロを核にした
子ども商店街への展開
能魅会(のみかい)
150,000
       番号は申請受付順
※※ 「番号・新」は新規プロジェクト、「番号・S」はSプロジェクト

 採択チームのみなさんへ 

●活動説明会を行います。
 →2012年5月31日(木) 12:30~13:00 A4-107にて
 
  活動上の注意や予算の使い方、提出物などの説明をしますので、
  各プロジェクトから、1名以上の参加をお願いします。
  ※どうしても参加が厳しいチームは、事務局までお知らせください。

●近江楽座
メーリング登録のお願い
 →2012年5月30日(水) 17:00まで!
  2012年度のメーリングリストを作成します。
  事務局からの連絡などに使用していきます。
  各チーム、申請書に記入いただいた連絡先にお送りする案内メールか、楽座BOX※に投函した案内をお読みいただき、期日までに登録アドレスの送信をお願いします。
  
●副専攻・地域実践学インターン生受け入れ可否について

  昨年度に引き続き、本学副専攻「近江学士」の授業である「地域実践学Ⅰ・Ⅱ」にて、近江楽座プロジェクトへの活動インターン生を、チームに受け入れていただきたく、別途案内資料にて受け入れをお願いしております。
 受け入れ項目ごとに参加希望を取る昨年の体制とは異なり、今年度は、インターンに参加したいチームごとに希望をとり、希望のあった学生に、チームから受け入れ項目の詳細をご連絡いただく形を考えています。
 →つきましては、各チーム2012年5月31日(水)までに、インターン生受け入れ可否の連絡を指定のアドレスまでお願いします。
  申請書に記入いただいた連絡先にお送りする案内メールか、楽座BOX※に投函した案内をお読みいただき、期日までに返答をお願いします。

※「楽座BOX」は、近江楽座事務局(交流センター内)の入り口にある、事務局から各チームへの連絡用BOXです。

2012年5月22日火曜日

2012年度 公開プレゼンテーション・審査会を行いました

2012年度 近江楽座 Aプロジェクト
公開プレゼンテーション・審査会
終了しました


事務局いなばです

5月19日(土)に、
「2012年度 近江楽座Aプロジェクト」の
公開プレゼンテーションならびに審査会を行いました

  • 応募チーム・来場者数
今年度は 27 プロジェクトにご応募いただきました
(うち、新規プロジェクト6件、継続プロジェクト21件)
当日の参加者は、
応募チームメンバー・学内学生・教員・卒業生・関係団体の方など、
合計約120名の方にお越しいただきました。

  • 審査の流れ
事前に審査として、事業計画書・予算計画書に目を通していただき、
公開プレゼンにて、各チームの発表・質疑応答をふまえ、採点していただきました。

発表は、各チームが活動の要点をしぼり、
発表4分、質疑3分という短い時間の中でアピールをしていただきました。

  • 今年度の審査員は、以下の5名の方にお願いしました


○ 滋賀県立大学理事・副学長 仁連孝昭さん
○ 滋賀県立大学環境科学部准教授 近藤隆二郎さん
○ 滋賀県県民活動生活課参事 倉本正樹さん
○ 特定非営利活動法人HCCグループ代表、まちなか交流館館長 浅野智子さん
○ 半月舎舎主 上川七菜さん
        ※個別のプロジェクトと関わりがある場合については、採点対象から外しています

  • 公開プレゼンテーションの様子
仁連理事からの挨拶
チームはプレゼンシートを用いて発表しました
審査員や来場者の前で、活動をアピールします
審査員から鋭い質問が投げかけられることも。

公開プレゼンテーション終了後、
別会場にて、審査会を行い、今年度の採択プロジェクトを決定いたしました。

☆審査結果の発表は、5月24日(木)
当ホームページおよび学内近江楽座掲示板にて発表いたします。


応募チームのみなさん、
プレゼンテーションお疲れさまでした。
結果発表後、審査コメントをチームにお返しいたしますので
今後の参考にしていただけたらと思います。

また、厳正に審議いただいた審査員のみなさま
本当にありがとうございました 。
今後とも近江楽座の活動を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。