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2014年5月23日金曜日

★チーム向け★平成26年度 近江楽座 Aプロジェクト 審査結果発表!

平成26年度「スチューデントファーム“近江楽座”」  Aプロジェクト
                      
  公開プレゼンテーションならびに審査 全体講評



スチューデントファーム「近江楽座」―まち・むら・くらしふれあい工舎―は、「地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する」をコンセプトに、滋賀県立大学が全学的に取り組んでいる独自の教育プログラムです。

平成16年度の文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択され、3年間の取り組みを経て、平成19年度から本学独自予算で運営し、平成25年度で10周年を迎えました。

この間、多くの地域で、地域の人たちに支えられ、活動フィールドや拠点を拡げ、様々な活動を展開しています。この10年間で延べ227のプロジェクトが活動し、参加した学生は約4,000名になります。

継続して取り組むことによって、それぞれのプロジェクトは独自のスタイルを確立し、中には自立できる活動へと展開を図っているプロジェクトも見られます。またプロジェクト同士が互いに連携し、全体としての力も高まってきています。  

昨年度は10周年を記念して近江楽座学生委員会が主催してワークショップイベントと展示会が行われ、学生の成長と近江楽座の関わりについてOBOGを交え再確認しました。また文部科学省の大学COC事業「地(知)の拠点整備事業」に採択され、地域課題解決に向けて大学と地域が連携して取り組む体制が強化されることとなり、地域課題教育の新たなプログラム編成が進められています。本年度は、近江楽座にとっても、新たな出発に向けて大事な年になります。



このような現状と課題を踏まえ、昨年度までの継続活動を対象とした①「継続プロジェクト」、新規活動を対象とした②「新規プロジェクト」、さらに③Sプロジェクト(これまでの実績をもとにステップアップをめざすプロジェクトで、活動資金の助成を必要としないもの)、の3つの区分でプロジェクトを募集しました。その結果、昨年度(20件)より少なくなりましたが、18件(継続18うちSプロジェクト1件)、新規0の応募がありました。



517日(土)に全プロジェクトを対象とする公開プレゼンテーションを行いました。各チームの発表時間4分、質疑応答3分、合計7分という短い持ち時間でしたが、どのチームも要点を絞って、非常にしっかりした発表をしていただきました。

選定委員からは、

「学生の主体性はどこにあるのか」、「学生が地域に入る意味はどこにあるのか」、「地域の多くの人たちを巻き込んだ活動ができているか」、「今年度、特に力を入れたいところは」、「活動のミッションを振り返って、最後にまとめをしてほしい」、「楽座チーム間の連携を進めてほしい」、「次のことを考え、実施体制を強化してほしい」、「復興支援は終わりがなければならないが、どう考えているか」、「地域の方との意思の共有を充分してほしい」、「販売、マーケティングでは広報が大事」、「サークル活動との違いはどこにあるのか」等

学生が地域と関わって近江楽座の活動を進めていく上での本質的な質問や事業の進め方、運営、予算関連で踏み込んだ質問、アドバイス・意見が出されました。また、会場の参加者からも貴重な意見をいただきました。

学生たちも真剣に応え、自分たちの主体的な関わり方や、近江楽座のプロジェクトとして地域で活動を行う意味を再確認し、自分たちが今、何のために活動しているのかを考えるまたとない機会になりました。

 

プロジェクトの申請書と公開プレゼンテーションの結果をもとに、引き続き審査会を行い、「継続性」、「発信性」、「実現性」、「発展性」の4つの視点から評価し、限られた予算を有効に活用できるよう厳正に審議し、別掲の18件(申請のあったプロジェクト全て)を本年度の「近江楽座」Aプロジェクトとして選定しました。

個別プロジェクトの評価とともに、共通する課題についても出し合い、近江楽座の活動をさらに伸ばしていくために、「違った視点や分野からのアドバイス」、「経営感覚を身につける」、「自由に伸び伸び取り組む」、「新規プロジェクトや新たな参加学生・教員を増やす」等が提起されました。



今回のプレゼンテーションと審査会を通じて、次の5つのことが確認されました。是非、実践していってほしいと思います。

1. 自分たちの思いや夢を大事にして、メンバー間で共有し、主体的に取り組んでほしい。

2. 地域の人たちと思いを共有してほしい。

3. 楽座チーム間の連携を大切にして、共に育っていってほしい。

4. 活動の総括をしてほしい。また体制を強化し、自分たちの形を次につなげていってほしい。

5. 継続していくためには経営的な視点が必要です。効果や成果もきっちりと出していく。



これから、本年度の活動がスタートしますが、事業の企画、実施、経費の執行にあたってはしっかりと進行管理を行うとともに、評価についても意識しながら活動を進めてほしいと思います。

また、地域に入って「近江楽座」の看板を掲げて活動する意味についても、それぞれのチームで自問し、その答えを模索していってほしいと思います。

さらに、チーム内での活動のみならずチーム間で情報交換・連携して相乗効果を図っていくことを意識して取り組んでください。



学生のみなさんの行動力や斬新なアイデアを生かして、大学と地域をつなぐ担い手として、それぞれの活動に取り組まれ、近江楽座がさらに発展することを期待しています。





なお、事業説明会を530日(金)12:3013:00、講義棟A4-107
開催しますので、必ず参加して下さい。








平成26年5月23日



                                  平成26年度「近江楽座」Aプロジェクト選定委員会
近江楽座専門委員会



                          平成26年度「スチューデントファーム“近江楽座”」
                                   Aプロジェクト 採択プロジェクト一覧
                                       (18件、うちSプロジェクト1件)
 

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