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2013年5月23日木曜日

★チーム向け★平成25年度 近江楽座 Aプロジェクト 審査結果発表!




平成25年度「スチューデントファーム“近江楽座”」Aプロジェクト
公開プレゼンテーションならびに審査 全体講評


スチューデントファーム「近江楽座」―まち・むら・くらしふれあい工舎―は、「地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する」をコンセプトに、滋賀県立大学が全学的に取り組んでいる独自の教育プログラムです。

平成16年度の文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択され、3年間の取り組みを経て、平成19年度から本学独自予算で運営し、本年度で通算10年目となります。

これまでの9年間で延べ207のプロジェクトが活動し、参加した学生は延べ3,822名になります。この間、多くの地域で、地域の人たちに支えられ、地域と関わりながら、活動フィールドや拠点を拡げ、様々な活動を展開するとともに活動の定着を図っています。

また最近は、独自のスタイルを確立し、自立できる活動へと展開を図っているプロジェクトも見られます。プロジェクト同士が互いに連携し、全体としての力が高まってきているのも特徴です。  

一昨年から地域学副専攻のプログラムがスタートし、近江楽座のプロジェクトが一般学生のインターン体験を受け入れる取り組みが始まり、裾野の広がりも出てきました。

10年目を迎え、これまでの足取りを振り返るとともに、目指すべき方向を再確認し、創造性を発揮しながら持続していくことが大事な節目の年になります。



本年度は、このような現状・課題を踏まえ、昨年度までの継続活動を対象とした①「継続プロジェクト」、新規活動を対象とした②「新規プロジェクト」、さらに③Sプロジェクト(これまでの実績をもとにステップアップをめざすプロジェクトで、活動資金の助成を必要としないもの)、の3つの区分でプロジェクトを募集しました。応募件数は20と、昨年(27件)より少なくなりましたが、新規3件、継続17件(うちSプロジェクト1件)の応募がありました



519日(日)に全プロジェクトを対象とする公開プレゼンテーションを行いました。各チームの発表時間4分、質疑応答3分、合計7分という短い持ち時間でしたが、どのチームも要点を絞って、非常にしっかりした発表をしていただきました。

選定委員からは、「参加者を増したり、活動の理解を高める工夫は」、「行政との関係は」、「ボランティア保険やリスク対応は」、「今年度の活動の新規性は」、「そもそもの地域ニーズはどういうところにあったのか」、「活動の目標は、いつまで、どんな状態に持っていくのか」、「活動のモデル性はどんなところか」、「今後の継続性をどう考えているか」、「参加費をとっていないのがもったいない」、「改修にかかる持ち主負担はどうか」、「外部からの依頼のあった事業の収益はどうか」、「収益がある場合、必要な経費は本来収益でまかなうべきではないか」、等、事業の進め方や運営、予算関連で本質的で、踏み込んだ質問、アドバイス・意見が出されました。

学生たちも真剣に応え、自分たちの主体的な関わり方や、近江楽座のプロジェクトとして地域で活動を行う意味を再確認し、活動の進め方を考えていくまたとない機会になりました。

 

プロジェクトの申請書と公開プレゼンテーションの結果をもとに、引き続

き審査会を行い、「継続性」、「発信性」、「実現性」、「発展性」の4つの視点から評価し、限られた予算を有効に活用できるよう厳正に審議し、別掲の20件(申請のあったプロジェクト全て)を本年度の「近江楽座」Aプロジェクトとして選定しました。

個別プロジェクトの評価とともに、共通する課題についても出し合い、各プロジェクトで積み上げてきたノウハウを共有する大切さが確認されました。

今回のプレゼンテーションと審査会を通じて、次の5つのことが提起されました。是非、実践していってほしいと思います。

1.主体性を育ててほしい。

2. 自分たちだけなく、地域の人たちとこうしていきたいという思いを共有してほしい。

3. 数字にこだわってほしい。参加者数とか。目標をどう設定するかとか。そうすると、収益面

でも自立する方向が見えてくる。実績を見せる時にも数字は大切です。

 4.継続していくためには経営的な視点が必要です。効果や成果もきっちりと出していく。

5.チーム間の連携を大切にして、共に育っていってほしい。



これから、本年度の活動がスタートしますが、事業の企画、実施、経費の執行にあたってはしっかりと進行管理を行うとともに、評価についても意識しながら活動を進めてほしいと思います。

また、地域に入って「近江楽座」の看板を掲げて活動する意味についても、それぞれのチームで自問し、その答えを模索していってほしいと思います。

今後は、チーム内での活動のみならずチーム間で情報交換・連携して相乗効果を図っていくことを意識して取り組んでください。

学生のみなさんの行動力や斬新なアイデアを生かして、大学と地域をつなぐ担い手として、それぞれの活動に取り組まれ、近江楽座がさらに発展することを期待しています。


なお、事業説明会を530日(木)12:3013:00、講義棟A4-107で開催しますので、必ず参加して下さい。





平成25年5月23日

平成25年度「近江楽座」Aプロジェクト選定委員会
近江楽座専門委員会




平成25年度「スチューデントファーム“近江楽座”」
Aプロジェクト
採択プロジェクト一覧

番号は申請受付順  ※※ 「S」はSプロジェクト












 










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